【神前式Q&A】初穂料とは?
名古屋で和婚のお手伝いをしております。
神社仏閣挙式専門プロデュース 和婚コトノワです。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
打合せの中でお客様とお話しをさせていただく中で
よく質問される事柄 や
いまさらだけど… といった内容にフォーカスして
【神前式Q&A】【仏前式Q&A】を少しづつ
ブログでご紹介していけたらと思っております。
今回は神社で結婚式を挙げる際の費用「初穂料」についてです
もくじ
神前結婚式に必要『初穂料』
初穂料とは?
まず、そもそも「初穂料」とはいったい何?
というところからはじめて参りましょう。
こちらは、その字のとおりで
初穂=「初めて」の「稲穂」を表します。
古く日本は稲作をはじめとした農業を中心になりたっていました。
中でもお米は現代同様とても大切な穀物でした。
人々はその年の豊な実りを祈願し四季を通して祈り
実り秋には稲が実ったことへの感謝の気持ちを込めて
その年に初めて収穫された稲穂を神様へ奉納しました。
これが神社へお供えする「御初穂料」の言葉の由来です。
現在でも各神社ではこの初穂を奉納する「新嘗祭」が
11月23日に執り行われていて
宮中祭事としても春の祈年祭と合わせ重要な祭儀と位置づけられています。
結婚式では「初穂料」は神社に挙式を執り行ってもらうために
納める金品になりますので
一般的に式場でいう「挙式料」が
神社神前式の場合は「初穂料」にあたります。
神社に結婚式を申し込む際は
『初穂料を納める=挙式申込完了』となる神社と
『申込書を記載等で申込→挙式が近くなったら納める』
というふうに、大きく分けて2通りの申込形態がありますので
じっくり検討したい方は、
ご自身の希望される神社がどのような申込スタイルをとっているか
はじめに確認しておくと良いかもしれません。
関連記事
【神前式】神社を選ぶ際に気をつけたい「初穂料」とその中身について
初穂料と玉串料の違いは?
初穂料と同じくらいよく耳にする言葉で「玉串料」という言葉もあります。
玉串とは神社でご祈祷をお願いすると目にする
榊の枝に紙垂(しで)や木綿(ゆう)をを取り付けた
神前に捧げるものです。
紙垂(しで)は上の写真のように榊の枝についている紙です
古くは木綿や麻を使用していましたが現在では紙を使用している事が多く
この紙も切り方や折り方で伊勢流・吉田流・白川流などの作法があります。
機会があればぜひ注目してみてください。
「玉串料」とは、まさにこの玉串の代わりに納める金品 を表します。
初穂料=初穂や初物(の農作物)に代わり捧げる金品
玉串料=神前にお供えする玉串(祭具)に代わり捧げる金品
上記のように、その言葉が本来表す品物自体は異なりますが、
神様へ感謝や祈願の気持ちを込めて奉納するモノということでは同じ。
結婚式の際にお納めする金品を表す表記としては
どちらを使用してもOKです。
ちょっと余談になりますが、神式葬祭の場合は
一般的に初穂料は使用しません。
実りの感謝の意を表すことからできた言葉では不向きなのでしょう。
初穂料の納め方
実際に結婚式を間近にして、さあ初穂料を用意するぞ!といった時に
おや?となる方も多いようです。
実際、結婚式の費用としてお納めする場合
事前に決まった金額を神社へ渡しているといった方も多いですよね。
和婚コトノワで神前式をご紹介している神社様でも
納めるタイミングや方法はそれぞれですが、事前納めが一般的です。
(挙式当日はどうしてもバタバタしますしね)
本来「初穂料」「玉串料」は支払うのではなく神様へ奉納するモノ。
神社によっては美しい熨斗袋に入った初穂料を
他のお供えモノと一緒に神前へお供えする神社もございます。
和婚コトノワでは 、初穂料お納めの際に私達が同行している場合もあれば
そうでない時もあるので、 既にお納め済の場合を除き
事前打合せの際に「出来ましたら熨斗袋に入れてご持参ください」
とお伝えしております。
大切な婚礼の儀式ですから、ぜひ神様へも礼を尽くして
お二人の末永い幸せを祈願していただけたらと思います。
使用するのし袋と表書き
最後に、初穂料・玉串料を納める際にご用意いただく
熨斗袋とその表書きについて。
実は少し気を付けていただきたい部分です。
のし袋は「結び切り」を用意
初穂料!玉串料! 頻繁に用意されるものでない場合が多いので
慌ててネット検索される方もいらっしゃると思います。
お気をつけいただきたいのが「水引」の種類。
結婚式でご用意いただく初穂料用の熨斗袋は
紅白や金銀の「結び切り」の水引(もしくは水引柄が印刷されたもの)
をご用意ください。
ここは、結婚式で使用する! と考えていただければ
間違えにくいのではないでしょうか(^^)
神社でのご祈祷は結婚式以外にも様々あり
お宮参りなどは何度(何人)あっても喜ばしいことなので
蝶結びの水引を使用します。
間違ってそういった情報を
そのまま結婚式に取り入れてしまうといけませんので
ご注意くださいね。
表書きは「初穂料」や「玉串料」+「両家名」
市販している結び切りの熨斗袋では「初穂料」や「玉串料」が無い場合も。
その際は水引の上にあたる部分に「初穂料」等を書き込みます。
先にお伝えしたように「初穂料」でも「玉串料」でもOKです。
ちなみに他にも「御榊料」や「御神前」「御供」といった記載でも
間違いではありません。
水引の下部分には、結婚式参列の際の祝儀袋と同じように
それを用意した人物を記載しますので、
結婚式の初穂料の場合は「両家の苗字」を書き込みます。
この際、向かって右側に新郎家・左側に新婦家の苗字を
書き込むようにしてください(上記図のように)
ここまで準備できればOK!
神社規定の初穂料を中に入れて
あとは納めていただくだけです(^^♪
あ!そうそう、水引などが印刷された封筒タイプの熨斗袋を使用される場合は
封入口をのりで閉じてしまわないようにしてください。
お納め額の基準があるので、必ず神社様が金額を確認されますからね。
神社で結婚式、神前結婚式で必須の初穂料はその存在は分かっていても
いざ準備するとなると分からない事が出てくるものです。
私の知る限りでは名古屋市内の神社で結婚式があげられる神社では
初穂料の納め方についてそれほど厳しくされていらっしゃる神社は
ないように感じます。(神社様 皆さん本当に優しいんです!)
とは言え、せっかくの機会ですので
ぜひ「初穂料」なるもののトリビア的(?)知識を知っていただけたら
安心も出来るし、何より神社をより好きになっていただけるかな
と思っております。
分からないことはぜひぜひプランナーまでお問合せくださいね。
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